鉄のシェラカップ(大)を作ってみました。
直径約１７５mm、深さ約４５mm、柄を含めた全長約３００mm。板厚は１．６mmになります。柄の材は６mm。リベットによる固定としています。
一般的なシェラカップはプレス加工の量産品ですが、そこにあえて手作りの製品を投入してみたいと思います。
焼き鈍した鉄板を常温でハンマーでひたすら叩いて成型していく「鍛金」の技法で制作しています。フライパン一枚を作るよりははるかに楽ですが、それなりに手間がかかるため、やはり高単価になりがちです。

直径が大きいのは現状の制作環境で作る事ができる(特に深さの問題)ためで、制作環境が改善できたら今後仕様変更をする場合があります。

サイズ的にお茶を飲むためのものではありませんが、コッヘル代わりに使ったり利用方法はあるのではないでしょうか？。なお、紅茶や緑茶等、タンニンの多いものを注ぐと内容物のほうが黒く変色するものとお考え下さい。

仕上げの油焼きをしていますので、すぐにお使い頂けます。たまにシーズリング等のお手入れをお忘れなく。

赤錆が出てもガスで炙る等をすれば酸化した鉄が還元されますので、目立たなくなります。気になる場合はワイヤーブラシ等で磨いて下さい。

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