MAN-TLEは元々ドーバーギンザで同僚だったラーズハリーとアイダキム夫妻が2016年に立ち上げたブランド。 コンセプトは”HEAVY WEIGHT CLOTHING”。高密度のコットンシャンブレーを中心に構成されており、シーズンごとにナンバリングしていて本商品はR4に値しております。生地及び製造は全て日本で行っており、実用主義に耐えうる耐久性を生むため、ボタンは米軍の使用するものでそれをシートベルトの生地で留めております。断言できますが一生涯の服になります。 オリジナル生地は日本の工場との密なやり取りで制作され、パラフィンワックスコーティングされた高密度のシャンブレーコットンは褪せてゆくことを名詞としており、流行の時代に逆行するどんくささを感じさせます。店頭に並ぶ時は完成しておらず、それから3年5年10年と着込んでゆくことで完成に近づいてゆく服好きのための服です。私はこの姿勢こそ常に変化するファッションに流されない強さであると思いますし、それこそが服好きの願望であり本懐足ると考えます。 一年かけて数回着用しニ度洗いをかけましたが、色が褪せた様子は決してみすぼらしくなく、むしろそこまでのその人間の歩みを反映する様にも見え、人たることの深みをますます深めてゆきます 今回は生活が困窮しているため相棒を手放します、、 写真一枚目は真ん中を4シーズン着用し左になる様です。 なによりも特筆したいのは！！ このパラフィンワックスコーティング。温水で洗いをかけるとその結合が緩められるのでわしゃわしゃと着やすい風合いに変化します。反面、それを冷水で洗いにかけると堅く無骨な生地風合いに変化するのです！！これが5年後も同じように再生したりを繰り返せるかは分かりかねますが、是非一度洗ってみることを強く勧めます。 本セットアップはレギュラーシャツに中太のトラウザーなのでブランドのこだわりがない単なるコットン地であると想像すればかなり綺麗めなコーディネートになります。しかしながらこの生地と風合い足るや何にも勝る強さがあるため帽子や足元で遊んでもサマになってしまいます。個人的にはスニーカーではなく、ローファーなんかでもきっと麗しいと思います。 素人採寸にはなりますが 着丈72 身幅55 肩幅50 股上36 股下59 ワタリ58 裾周り43 上下合わせ約11万で購入しました。