ALTEC211を基に設計した20cmユニット用、コンビネーションタイプのフロントロードホーンです。 ホーン部は合板を14mmに積層した一体型のため剛性が高く、余分な倍音や共振が発生しにくい構造となっています。

空気録音https://youtu.be/_PyKEKaaf_o
10cm ver. 制作動画https://youtu.be/A0afSPFXA20


[仕様]
縦 600m 横 320mm 奥行き 300mm
容積 約27L バスレフポート共振周波数 約65Hz ターミナル取り付け済み 吸音材を上下に取り付けて発送 外装はシナ合板にクリア塗装を施しています。
スピーカーの向きは部屋の環境などによって縦置き、横置きどちらにも対応できます。 縦置きと横置きでは指向性が変わるのでぜひ両方をお試し頂ければと思います。


[取り付け可能なユニットについて]
バッフルから裏板までの距離が92mmの為、取り付け可能なユニットは奥行90mmまでとなります。希望ユニットがある際は予めご確認下さい。

[フロントロードホーンについて]
フロントロードホーンは最も狭い部分（スロート）でロードをかけ、徐々に広がるホーンで中高音域を増幅します。 設計の基になった211は元々シアターシステムに使われていたもので、低域はバスレフで補うコンビネーションタイプと呼ばれるエンクロージャーです。
スロート部はユニットの振動板面積から12%ほど絞っています。ほとんどの20cmフルレンジユニットが無理なく取り付けられます。
ホーン部は薄い曲げ合板ではなく、合板をプレス積層し一枚の板に成型しています。 動画をご覧いただくと伝わりやすいかと思いますが、剛性が高いため叩くとカンカンと高い音がし、素材の密度も均一に仕上がります。 この特徴は余分な共振や倍音を抑えることに繋がり、音響特性に優れます。


今回Visaton BG20を取り付けて鳴らした所、まるで広い空間で聴いているようなスケール感がありました。 6mほど離れた場所でも、目の前まで音が飛んでくるような感覚があり非常に迫力があります。
公開している空気録音では著作権の関係上フリー音源を使用しているのですが、いくつか音源を試聴してみた所ボーカルのブレスやサックスなどの細かなニュアンスが本当に鮮明に伝わってくるのが印象的です。 個人的に大好きなアレサフランクリンのチャーチコンサートを聴いてみたのですが、歌声が本当に鳥肌ものでした。
音楽のジャンルを問わずにお楽しみいただける個性を持ったエンクロージャーだと思います。 映画の視聴にも良いかもしれません。ぜひお試し下さい。

ご不明な点がある場合は、お気軽にご質問ください。 よろしくお願い致します。