カリマンタン(ボルネオ)島カントゥック産イバン族のイカットです。 イバン族は他の地域に住む民族を阻むように道無き道を行く山奥にひっそりと暮している部族でした。 カリマンタン島はインドネシアだけではなくシンガポールと石油がとれるブルネイ王国が共存しており、 イバン族は狩猟をしながらジャングルの中で生活していたので国境がどこなのか知らなかったようです。 イバン族は山奥に住んでいる「森の民族」と言われれ最も繊細で丁寧なイカットを織ってました。 場所が場所だけに実際の古イカットはなかなか市場にも出てこない幻のイカットといわれています。 この大きさのイカットは胸元に巻く為に使われていたものです。 これだけ細かい、それでいて突然ひし形模様が表れたりする不規則にモチーフが並ぶイバン族のイカットは大変高度な技術が必要です。 赤茶やトリコブルーのような美しい藍を主体に木のような花のような自然の中からヒントを得たモチーフや突然ひし形のモチーフを幾何学的に組み合わせ表しているのが特徴です。 最近まで日本国内でもほとんど知られず所有している方もあまりいない資料的にも大変重要です。 19世紀末の大変古い布ですがキズやヨゴレは無く状態の良い大変希少な一級品のイカットです。 サイズ：巾51×長さ53(106)手縫いの糸をはずすと106センチの一枚布になります。 材 質：綿 ※出品した全ての商品にご質問などございましたらお気軽にコメント宜しくお願いします。 ある程度のお値引きも応じております。 コロナ禍が一日も早く終息してもらいたいですね。もし商品をお買い求めいただきましたらしっかり消毒した清潔な手で梱包いたします