「自然と自我の原風景： ロマン的深層のために」(南雲堂) 野島秀勝 (お茶の水女子大学名誉教授) 1997年5月増補版第1刷発行 定価：本体28571円＋税 ＊総1046頁 #本 #BOOK #文学 #小説 【目次】 Ⅰ 「自然」と自我の〈アイデンティティ〉 「閉ざされた庭」と開いた庭――風景の中から ルーシーはなぜ死んだか―ワーズワス詩の行方 ジョン・キーツ――アイデンティティを求めて ジェイン・オースティンの庭――恐るべき均斉 Ⅱ ゴシックの風景 「風」の丘 「建築の夢」、あるいは呪縛の円 暗い森　その一 暗い森　そのニ 「白」の逆説 迷宮と歪んだ時計＝地獄変相ー『放浪者メルモ 　ス』論 Ⅲ インタールードー同時代的考察 快樂原則の彼方でーロレンスとフロイト エロティシズムの危機ー深さの神話の終焉 「距離の悲哀」ー見ることと存在すること Ⅳ　「自然」と超越 「憤怒」の遠近法ースウィフトについて 無垢と修羅ーブレイク注解 ランボーの顕現節(エピファニー) 仮面と存在への飢渇ーオスカー・ワイルド 「表面」とデカダンスービアボウムとビアズレ イェイツのデカダンスー月と血と泥と W.B.イェイツー仮面と悲劇への意志