3000円スタート！！
分厚く勇壮に轟く       実体感ある生々しいサウンド
1973年製真正オールドテクニクス 美品 SU-3200 BRIDAL CUSTOM(ブライダル仕様）純白のウエディング装甲
   「整備済 完全動作品」コンデンサ14本新品交換済みアンチウィスカ（耐腐食半導体)2SA668 .A685 C1509プレインストール

まず冒頭に、内容についてですが小信号トランジスタは全て耐腐食性の668、685、1509がプレインストールされウィスカによるマイグレーションノイズの発生は起きません。
70年代アンプとしては珍しく、コンデンサに劣化がありますので新品のコンデンサに交換しています。(この年代のは通常、容量抜けではなく容量増しが大半ですが3200/3500機種固有の劣化パターンといえます)劣化原因は、劣化というよりも製造時の接着剤使用でリードが腐食している箇所があり、その部分の部品を新品に交換しています。
さて、肝心の音質についてですが、非常に生々しい質感のサウンドで肉厚で、かつ実体感のある極めて濃厚な音を出します。音の出方は、情け容赦なく手加減無しでとにかくスピーカーより前へ前へと豪快に轟く様が圧巻で、勢いを感じさせる力強さは「聴き惚れる」という領域へアセンションします。
雑味がなく、非常に澄んだ音、それでいて厚みと深みが非常に印象深いモデルです！！
Phonoのアナログも良好に使用できます。AUX入力使用での音は、オールド山水#500系を彷彿させる脂身のある濃厚さに加え、ゾロ目3桁のAU-222のような「野性味」をも感じさせ、テクニクスの初期の実力を思い知らされる名作であると思います。左右独立のトーンコントロールやLoudnessで好みのサウンドに弄れる点もまた魅力で各フィルターも明瞭な効き味です。

当時、オーディオ界は御三家が天下を統一していましたが、松下はその御三家で中でも、山水に狙いを定め、下克上を虎視眈々と狙っていたという歴史的背景をも鑑みることのできるモデルではないかと思います。第一次オーディオブームは云わば、戦国時代にも通じる各メーカーの熾烈な闘いと思惑があり、その闘いがあればこそ数々の名作が産み出され、今日に至りオーディオファイルとしての浪漫という新たな命題を宿し、再び人々を魅了し続けるものなのではないかと感ぜずにはいられません。
オーディオの旺盛と盛衰の分岐点であるミニコンポやCDラジカセ、ウォークマンといった住環境や視聴環境等、全く眼中にも視野にも無い状態で産み出され、開発されたアンプとはどういうものなのか、ということを如実に感じさせる迫真のサウンドを見事にその答えとして見出だせる3200。その実力に昇天し、当時の技術力の高さを熱く感じとってもらえればと思います。左右独立のトーンコントロール、ラウドネス等でお好みのサウンドを満喫できます。


整備内容
※リレーは搭載しておりませんのでリレー 分解メンテナンスは無し。
1 VR可変抵抗類抵抗皮膜洗浄   2 半固定抵抗洗浄   3 稼働接点洗浄剤高圧充填洗浄
4  バランスVR抵抗皮膜クリーニング
5 コントロール基盤摘出メンテナンス
6  ヒートシンク研磨 パワーTR  再装着
7 メイン基盤コンデンサ14本新品交換  コンデンサ交換後 半固定抵抗調整
8 パネル ツマミ 分解クリーニング  研磨＆洗浄しピカピカです。
9 天板装甲 スノーホワイトに         カラーモディファイ
10 背面端子クリーニング
11 電源コード 溝まで洗浄
Phono回路も良好で、ノスタルジックにレコード鑑賞もお楽しみ頂けます。また、このアンプのポテンシャルもAUX入力でのPCオーディオでも絶大な威力を発揮し、ソースの世界観も伝わってくるような有機的かつ感情的な表現能力を備えている点も見逃せない魅力となっています。AUXが2系統ありますので、PC、CDプレーヤ両方接続できます。

私が思うに、激美とは、外観、音質、そして匂いの3要素揃ってのものであると思っております。この個体も、かなりの長時間使用でも安定した挙動かつ、発熱や異臭なく安心して使用する為に愛情と真心を込め、渾身の整備を施した作品です。
よって ほぼ壊れることはないと思います。（完全動作率100％ 到着時破損率0％継続中）なので ヤフオクの定番ノークレームノーリターンでお願いしたいと思います。