商品詳細 木村鷹太郎の打ち立てた「新史学」にとり、『世界的研究に基づける日本太古史』を除く、各論的なものとしては最初の単行本となる『業平秘史』です。大正元年の年末に出たものです。
鷹太郎による『伊勢物語』の「空恐ろしき秘密」とは、在原業平の東下りとは、「景教」として知られるネストリウス派キリスト教の東漸史を文学化したもので、本書では後年と異なり緻密な考証をしています。まだ新史学になれない読者が多い時期なので、丁寧に書かれています。装幀、本文も洒脱です。 
状態は画像をご覧下さい。本書に多い装幀の痛みも比較的少ないものです。扱っているのは、基本的に古本ですので、末尾の遊び紙に小さな古本屋の値札や、剥がし跡がついている場合がありますが、こちらは記載致しません。それ以外の状態表記とご理解ください。 
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